どうして習わせたいの?

どうして習わせたいの?

どうして習わせたいの?

習い事を始める…と言っても、幼い子供、特に未就学児であれば、お子さんの意思ということは、とても少ないですよね。

もちろん、お子さん自身がとても興味を持ち、もっと上手くなりたい!もっと知りたい!もっともっと…となることはありますが、それは自我がはっきりしだした年中さん以降がいい多いかもしれません。

 

お子さんの意思ではなく、親御さんの意思で習い事をさせようという場合は特に、どうして習わせたいのかをはっきりさせておきましょう。そうすることで、後々起こりうる状況の変化の際に柔軟に対応できますので、習わせる前に一度しっかりと考えてみてはいかがでしょうか?

習い事を始めるきっかけ。どんなケースがある?

子供の意思ではなく親御さんの意思で習わせる場合は、こんなケースがあげられます。

①親御さん自身の経験

  • 自分が習っていて、楽しかったから
  • 自分が習っていて、大人になってからも役に立っているから
  • 自分が習いたかったけどできなかったから

 

習い事をされていた親御さんも多いので、自分に経験をもとにお子さんにも、と思われるのも不思議ではありません。

ママやパパ自身が習っていた習い事と同じもの、例えば楽器などを習わせることにより、親子共通の趣味となり、将来的に一緒に楽しむことができ、共通の話題も増えてと、いいことがたくさん増えそうですね。

場合によって、お子さんから「教えてほしい」と言われた時なども、教えてあげたり、一緒に練習したりすることもできますよね。

 

また、特に好きだったわけでも、楽しかったわけでもないけど、例えば、書道をやっていたおかげで、字をきれいに書くことができるので、大人になってからも役に立ったといった経験があれば、お子さんにもぜひと思いますよね。

わたしもピアノなどを習っていたのですが、特に上手だったわけではないのですが、とにかくピアノを弾いている時間が楽しかったので、こどもにもピアノをはじめとした音楽に慣れ親しんでほしいな…と思っています。

 

もちろん、お子さんも同じ思いや経験をしてもらえるのが一番。

お子さんが自分の意見を言えるようになったころに、「この習い事好きよ。」なんで言われたら、それこそ習わせた甲斐があったというものです。

しかし、親御さん自身が楽しかったから・役に立ったからといっても、お子さんもそうだとは限りません

特に自分の意見がまだはっきりと言えないころは、もう行きたくないと思っていても思いを口に出すことができなかったり、これまで起こしたことのない癇癪を起してしまったりすることもあると思います。

 

その際でも、親御さん自身が習わせたくて習わせているということがはっきりと認識できていれば、自分がそうだった(楽しかった・役に立った)から子供もそうとは限らないわよね…と落ち着いて対処できるはずです

そうなってしまったら、無理やり行かせたりせず、お子さんの心に寄り添ってあげてくださいね。

お子さんのちょっとした変化に気づいてあげることで、長続きできたり、無理やり続けさせて時間もお金も無駄にしてしまった…ということもなくなりますよ。

→こどもが習い事に行きたくないと言ったら…

 

自分が習いたかったけどできなかったから、という場合、よりお子さんに対する期待が大きくなることも考えられます。

期待することはいいことです。それによって、お子さんが本来の力以上のものを発揮できることも多々あります。期待されてほめられることで、お子さんの喜びも大きなものになることでしょう。しかし、ご自身ができなかったからゆえに、過大な期待をかけたりすれば、プレッシャーとなり倦厭させてしまうこともありますので、お気を付けくださいね。

 

親御さん自身の経験で習わせるのであれば、いずれの場合も、「ご自身とお子さんは違う」ということを忘れないでいてあげてくださいね。

 

お子さんがどうにもこうにもやりたがらない場合は、無理をさせずにお休みさせたり、それでも続けさせたい場合は環境を変えてあげたりすることも考えてください。

②プロを目指してやらせたい

プロを目指すとなると、お子さんも親御さんも腰の入れ方が変わってきますね。

こればかりは、向き不向きだけでなく、環境や運などいろいろな要素か加わってくるし、何と言ってもプロになれるのは始めてから何年も後のことであることが多いし、なれること自体が習っている人の数パーセントというものがほとんどかと思います。

だからといって初めからあきらめることもありません!
とことんやらせてあげましょう。

 

こどもが自分から習いたいと言いはじめたら

お子さんが何かに興味を持ち、習い事をしたい!と言い出した時は、習わせてあげましょう!

習い事を始めることで時間も手間もお金もかかってしまいますが、大人の都合で興味の種を摘み取るのではなく、お子さんの可能性を広げるためにもお子さんが自ら言い出した時は、習わせてあげましょう。

 

習い事が続かなくても大丈夫。それは、やりたかったことがそれじゃなかったということがわかったのですから。

 

習わせたい理由、はっきりしましたか?

習い事を始めることで、子供たちはこれまで見せなかったいろんな表情を見せてくれるはずです。
楽しんでるときは一緒に楽しみ、飽きていたり嫌になっているときは、寄り添って原因を探ってあげたり、時には環境を変えてあげたり。

 

どうして習わせたいのかをはっきりしておけば、途中で何かあった時も必要以上にお子さんを責めることもないですし、習い事を通して、濃密な親子関係を築くこともできますので、習わせる前に一度考えてみてくださいね

 

 

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