習い事を始めさせようと思った時、まず気になるのは費用ですよね。

幼児期から小学校にかけては、学校教育費があまりかからない時期でもあるので、習い事に多くの費用をかけてしまいがち。
しかし、英会話など道具の少ない習い事でも、毎月1万円かかるとして、2歳から小学校卒業までの約10年間でおよそ120万円かかることになります。
それが2つ3つとなると…

月々いくらまでかけられるのかというのは、各家庭の年収に左右されますが、きっちりと設定しておかないと、『幼児期の習い事のせいで、大学費用がなくなってしまった…』なんてことにもなりかねません。

少額高額にかかわらず、いくらまでならかけられるかというラインをしっかり設定しておきましょう。

習い事にかける費用の平均は?

ベネッセ教育総合研究所「学校外教育活動に関する調査2013」によると、幼稚園児(3歳~就学前)の学校外教育活動(※)にかける費用の平均は
 ひと月当たり 6,700円 (2009年は7,200円)
となっています。

※学校外教育活動…「スポーツ活動」、「芸術活動」、「学習活動」、「その他活動」で構成される
「その他活動」には、海外留学・海外体験・自然体験の有無。外遊びなどを含む。

私にお話をしてくれたママたちの声を聞いてみても、5,000円から10,000円の間という意見が多くみられました
5,000円前後だと1つ、10,000円前後だと2つか3つさせているかたが多いようです。

乳幼児期から2つ3つも!と驚かれた方もいらっしゃると思いますが、そのようにしているママからお話を聞いてみると、スイミングやリトミックなど体を動かすものと、幼児教室などの学習系の組み合わせをされている方が多くいらっしゃいました。
ほかにも、小学校以降も続けてほしいものを習わせているという方もいらっしゃいましたよ。

また、一般的に、家計における習い事などの子供費の割合は5%ほどと言われています。
毎月の手取りが25万のご家庭であれば、12,500円。
みなさん、理想的な家計の割合のなかで習い事をさせていることがわかりますね。

あまり費用がかからない習い事は?

できることなら費用は抑えたいと思いますよね。
しかも、乳幼児期であれば、ずっと続けれくれるかどうかもわからない…

そのような場合は、自治体が行っている教室を利用してみるのはいかがでしょうか?
1歳までだとスイミングや親子ヨガ、2歳を過ぎると体操なども受けることができるようになるようです。
期間も3か月~6か月、回数も週に1回などと決まっているところが多いようですので、きっかけとして利用してみるのもおすすめですよ。

また、毎月届くタイプの幼児教材も費用がとても安く抑えられます。
毎月届くタイプのものだと、特に月齢が小さいころは、月齢に合わせた教材が届くので、初めての子育てをしているママを心強くサポートしてくれますよ。
やめたいときにやめられるのも、安心ですね。

月謝以外の費用も考慮しておこう

月謝以外の費用が発生すること、見落としがちですが、意外とあるんですよ。

すぐに思いつくのが、楽器や舞踊。
これらの多くは発表会があり、そのたびに道具や衣装に費用が発生しますよね。
そして、スポーツであれば、ユニフォームやシューズなども必要ですよね。
書道やそろばんなどは、道具を購入してしまえばあとはお金がかからないイメージがありますが、検定試験などがあり、その費用がかかる場合があります。

このように、ほとんどの習い事で月謝以外にも何らかの費用が発生するということを考慮しておくと、発生した時にあわてなくてすみますね